◆新品です。 ◆即決出品です。 ◆定価/1,210円(特別定価) ◆2023年10月16日時点での最新号です。 (10/13発売号)
【特集】追悼 ロビー・ロバートソン 1943-2023 ザ・バンドを愛した至高のアンチ・ヒーロー ロビー・ロバートソンが、去る8月9日に亡くなった。彼が牽引したザ・バンドは、代えがたいグループだった。 1960年代後半の狂騒的なロックの蠢きに耳を塞ぎ、独特で豊穣なアメリカン・ミュージックをひたすらに作り続けた。 今日のアメリカーナにおける1つの指標ともなったそのエバーグリーンなサウンド、 そして5人のメンバーのあまりにも有機的な演奏に、様々なミュージシャンが憧れ、真似しようと試みた。 でも、誰もできなかった。正真正銘、ザ・バンド固有の音楽だったのだ。 そのソングライターでギタリストだったロビーは、1人のギター弾きとして簡単に形容できない人だった。 ムード重視の黒子のようなプレイでアンチ・ヒーロー的な姿勢を示したかと思えば、 癖の強いエキセントリックなフレーズで強烈な個性を見せつける。 ステージに上がれば、ボブ・ディランらのバック・バンド時代に鍛え上げた力を解放し、溢れんばかりの感情で、聴き手を強く揺さぶる。 またザ・バンドが解散したあとは、映画のサウンドトラックを手がける知的な創作者として知られた。 ……とどのつまり、ロビー・ロバートソンとは一体、なんだったのだろう? 彼のギターが人々の心に刺さるその理由とは? 故人が残した足跡に精一杯の敬意を表し、これ以上ない大ボリュームでその秘密を探っていきたい。 ■序文:みんなザ・バンドに憧れた 鈴木茂 ■特別対談 直枝政広(カーネーション)× 曽我部恵一(サニーデイ・サービス) ■INTERVIEW ARCHIVES:ロビー・ロバートソン、その旅路の回顧録。 ・Part.1 2019年 ロニー・ホーキンスやディランと奮闘した若き日を語る。 ・Part.2 1995年 “かつての兄弟”とたどるザ・バンドの葛藤と特異性について。 ・Part.3 2011年 謎に包まれた音楽ルーツとプレイ・スタイルの秘密を明かす。 ■ロビー・ロバートソン、その生涯 ■鈴木健太(D.W.ニコルズ)が紐解くザ・バンド大名盤 徹底プレイ解説 ・『Music From Big Pink』 ・『The Band』 ・『Stage Fright』 ・『Northern Lights - Southern Cross』 ・『The Last Waltz』 ■インタビュー:鈴木健太が語るロビー・ロバートソンの基本プレイ・スタイル ■生涯に残したさらなる必聴作、29枚。 ■GM SELECTIONS ・「The Last Waltz Suite: The Weight(feat. The Staples)」ザ・バンド ・「Ophelia」ザ・バンド
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◆2023年10月16日時点での最新号です。 (10/13発売号)
【特集】追悼 ロビー・ロバートソン 1943-2023
ザ・バンドを愛した至高のアンチ・ヒーロー
ロビー・ロバートソンが、去る8月9日に亡くなった。彼が牽引したザ・バンドは、代えがたいグループだった。
1960年代後半の狂騒的なロックの蠢きに耳を塞ぎ、独特で豊穣なアメリカン・ミュージックをひたすらに作り続けた。
今日のアメリカーナにおける1つの指標ともなったそのエバーグリーンなサウンド、
そして5人のメンバーのあまりにも有機的な演奏に、様々なミュージシャンが憧れ、真似しようと試みた。
でも、誰もできなかった。正真正銘、ザ・バンド固有の音楽だったのだ。
そのソングライターでギタリストだったロビーは、1人のギター弾きとして簡単に形容できない人だった。
ムード重視の黒子のようなプレイでアンチ・ヒーロー的な姿勢を示したかと思えば、
癖の強いエキセントリックなフレーズで強烈な個性を見せつける。
ステージに上がれば、ボブ・ディランらのバック・バンド時代に鍛え上げた力を解放し、溢れんばかりの感情で、聴き手を強く揺さぶる。
またザ・バンドが解散したあとは、映画のサウンドトラックを手がける知的な創作者として知られた。
……とどのつまり、ロビー・ロバートソンとは一体、なんだったのだろう? 彼のギターが人々の心に刺さるその理由とは?
故人が残した足跡に精一杯の敬意を表し、これ以上ない大ボリュームでその秘密を探っていきたい。
■序文:みんなザ・バンドに憧れた 鈴木茂
■特別対談 直枝政広(カーネーション)× 曽我部恵一(サニーデイ・サービス)
■INTERVIEW ARCHIVES:ロビー・ロバートソン、その旅路の回顧録。
・Part.1 2019年 ロニー・ホーキンスやディランと奮闘した若き日を語る。
・Part.2 1995年 “かつての兄弟”とたどるザ・バンドの葛藤と特異性について。
・Part.3 2011年 謎に包まれた音楽ルーツとプレイ・スタイルの秘密を明かす。
■ロビー・ロバートソン、その生涯
■鈴木健太(D.W.ニコルズ)が紐解くザ・バンド大名盤
徹底プレイ解説
・『Music From Big Pink』
・『The Band』
・『Stage Fright』
・『Northern Lights - Southern Cross』
・『The Last Waltz』
■インタビュー:鈴木健太が語るロビー・ロバートソンの基本プレイ・スタイル
■生涯に残したさらなる必聴作、29枚。
■GM SELECTIONS
・「The Last Waltz Suite: The Weight(feat. The Staples)」ザ・バンド
・「Ophelia」ザ・バンド
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