西独Telefunken ビンテージオールアルニコ２Wayシステム ペア ！

【１】概要

・西独Telefunken社が1960～1970年代に製造していた業務用システム、あるいは主力ブックシェルフシステムなどに使用されていたアルニコウーハーとKlangfilm/CCCP アルニコツィータによる2Wayユニットを、天然木パイン集成材による後面部分開放型エンクロージャー（ROTE ：Rear Open Type Enclosure) にセットしたシステムのペアです。

・使用されているユニットは17cm口径ウーハーと10cm×16cm口径ツィータです。

・いずれも大型のアルニコマグネットが採用されており、芯のある素晴らしい音を奏でます。

・特にウーハーは17cmとしては最大級のアルニコマグネットが使用されており、強靭なコーンとハイコンプライアンスなエッジと相まって深く強力な低音を再生しています。

・ツィータはソ連製のKlangfilm仕様のアルニコマグネットによる素晴らしいもの。

・主観ですがJazzもクラシックも充実した低音をベースにバランスの良いスケールの大きな1960年代以降のヴィンテージ製品の上位に位置するTelefunken/Klangfilmサウンドのひとつを満喫できます。

・小型のヨーロピアンビンテージスピーカーシステムを使用中で、音は同じ傾向でスケールアップ、グレードアップを希望されている方に特にお勧めいたします。

【2】ユニット仕様

・システムインピーダンス：4Ω

・ウーハー：型式＝Telefunken P170 N（製造＝Isophon)、 170㎜口径、布系エッジ、大型馬蹄形アルニコマグネット

・エッジは劣化がほとんどない素材ですので、今後も長期的に安心して使用できます。

・ツィータ：Klangfilm/CCCP 100㎜×160㎜口径、超軽量コーン、フィックスドエッジ、つぼ型馬蹄形アルニコマグネット。

・状態：全ユニットとも大きなダメージは無く良好。

【3】エンクロージャー

・ウーハーコーン面積を開放しており、コーンは最適な動きをしています。

・後面にも音が拡散されますのでスケールが大きな音が得られています。

・サイズ：幅275mm、高さ387mm、奥行227mm ・板厚、重量が有りますので不要な雑音は抑え込まれ、深くクリアな低音が安定して出てきます。
・入力端子：2Pのハーモニカ端子でYラグ、またはケーブルむき出し線が接続可能です。

・バナナプラグ、極太ケーブルなどほとんどのタイプのスピーカー端子が接続可能な金メッキ金属削りだしのアダプターが付属します。

【4】音

・以下は主観ですのでご承知おきください。

・このシステムの特徴は低音が強力重厚で音楽の土台をがっちり支えていることです。

・重厚ですが反応は速いです。

・透き通るような気持ちの良い音です。

・入力音楽ソースは1950～80年代のアコーステックなクラシック、JAZZが得意で生き生きと再生します。

・ECMのキースジャレットトリオによるCDは名演奏、名録音でこのシステムはクールにかつ生き生きと再生しています。

・ソニークラークの「クールストラッティン」では熱気あるコンボJAZZが熱気をもって再生されました。

・クラシックの小編成、大編成、オペラも低域が充実した生生しい再生をします。

・定格入力が大きいので広い部屋でも十分な音量が高品質で得られます。

・ご希望があれば拙著「6万円で創る究極の音」を同梱いたします。
・下記URLはビンテージスピーカーシステムの記録を解説したブログです。
 https://geo80002002.livedoor.blog/archives/cat_347256.html