時代のある鉄鍔です。落ち着いた色の責金と、切羽擦れからも拵に掛けられていた事は間違い有りません。
無銘ですが、良く鍛えた鉄をやや長丸形に、平には槌目を残して耳を丸に造っています。また中心より耳極に厚みを持たせた、所謂「中じゃくれ」となっています。
櫃孔は小柄のみ、車輪の意匠を簡素に透かした飾り気の無いもので、刀匠鍔とすれば後代でしょうか。
サイズは縦が75ミリ、横は72ミリ。厚みは中心が2ミリ、耳際は3.5ミリで重さは95グラムです。
茎孔は縦が30ミリ、幅は最大で10ミリ有りますので現代刀でも充分使えます。鑑賞に、また居合の拵にいかがでしょうか。
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