とても珍しいアンティークの紅茶のお道具
モートスプーン
です。
1697年頃からイギリスで使われた、紅茶用に作られた特別なスプーンです。
紅茶専用の銀の茶道具としては、歴史のあるお品になります。
純銀製でレオパードマークがございます
ボウル部分にやや歪みがと小傷がございますので相場の半額以下でお安く設定しております。
サイズ
約14.3cm
モートスプーンの使用方法ですが、茶葉をすくう際にモートスプーンですくい上げ、茶葉の粉茶の部分をスプーンに空いている穴から落とし粉を落すことです。
そして次にティーポットの注ぎ口に茶葉が詰まった際に、スプーンの後ろの尖った部分で茶葉をクラッシュし、取り去る。
最後の使用用途は、ティーカップの中に注いだお茶に浮かぶ茶殻を、ボウル部分で取り除くこと
上記3つの用途で用いられていました。
モートとは『塵(ちり)』という意味だそうです
なるほど、紅茶のちりを取り除くスプーンという意味になります。
モートスプーンはいわば初期の茶こしです。
当時お茶はとても高級品であるため、茶道具等も同等に高級品として取り扱われており、ティーポットやモートスプーンもオーダーメイドで作られました。
そのためモートスプーンはボウル部分のピアス細工の加工が一本一本異なります。
私が持つスプーンも一つ一つピアッシングが異なります。
コレクションとしても楽しいお品です♪
ジョージアン王朝までしか制作されていないため、1700年代のティーテーブルを象徴するとても珍しい茶道具の1つになっています。
イギリスのアンティークショップで見つけたのですが、国内外のアンティーク相場を見てもコンディションの良いものは10万円前後で取り扱われているイメージです。
とても貴重なお品になりますので、お紅茶好きな方にはティータイムの話題作りにもおすすめなアイテムです。
アンティークシルバーの為、スレ等ございます。
比較的艶もありコンディションの良いお品と思います。
アンティークシルバーの特徴としてご理解頂ける方のみご購入頂けますと幸いです。