最近殆ど見なくになったピンクファイヤークォーツです。
ピンクファイヤークォーツはブラジルのエスプリト・サント州で少量産出し、世界のマニアを騒がしました。現在では枯渇し、たまにルース類が市場に出回るくらいです。
当初は銅鉱石のコベリンがインクルしていると言われましたが、今では鉄系のヘマタイトが通説になっています。未だにコべライトインクォーツとしている所が有りますが、売り手としては勉強不足で、正確な情報を提供する事は大切な事です。
このギラッと出るピンクのファイヤーは推測ですが、ヘマタイトの薄い板状の結晶による反射干渉だと考えています。結晶面の表裏で反射した光が特定の波長を強調し、その波長がピンクになったと考えられます。逆にこの結晶な透過光では、ピンクの反対色の緑色に見え、ピンク色の波長が反射され透過した光がピンク色が抜けた緑色になるという原理と考えています。
このピンクファイヤークォーツのルースは初期のエスプリト・サント州産で、最近は流通量もかなり少なくなりました。特にこのピンクファイヤークォーツは濃い目のスモーキークォーツで、黒いバックから強烈なピンクのラメが浮かび上がります。
ピンクファイヤークォーツはカンボジアのアメジストにも入っている物が発見され、更に探せば各地で発見される可能性もありますが、オリジナルのクオリティを超える物はまだ発見されていません。
26.0×18.1×8.8mm
25.73ct
#水晶
#レアストーン
#希少石
#ルース
#ピンクファイヤークォーツ
#エスプリト・サント州
#ブラジル
#ヘマタイト
#レアストーン
#アクセサリー