直木三十五
～（1891～1934）本名・植村宗一、大坂生れの小説家、脚本家、映画監督。1925年、マキノ省三宅に居候、映画製作に
のめり込む。1929年「由比根元大殺記」で大衆作家と認められ、以後、直木作品を原作とする映画が
50本近くあると言う。ペンネーム「直木三十五」は本名・植村の「植」を分解して使用。年齢三十一から
三十二、三十三、最後は三十五。死後、友人の菊池寛が「直木三十五賞」「芥川龍之介賞」を同時に
創設。「直木三十五」の名は知られているが、本屋に本はなく、その書を読んだ人は皆無に近い。
書名：直木三十五集 ◇ 現代大衆文學全集 第31巻
著者：直木三十五
発行者：平凡社
発行日：昭和2年11月5日 発行
定価：非売品
所収：＜仇討五種＞； 相馬の仇討 ／ 黒石の亂鬪 ／ 近藤源太兵衛 ／
討入 ／ 浄瑠璃阪物語 ／
＜戯作六種＞； 夫人横行 ／ 逢ひに奈良行く ／ 虎藏忠義
／ 新釋浮世床 ／ 岩見重太郎 ／ 觀音の手 ／
＜史譚七種＞； 伊達祕 ／ 勘平切腹 ／ 槍の権三重帷子 ／
鍵屋の辻 ／ 高田の馬場 ／ 宮城野信夫 ／ 巌流島 ／
＜創作九種＞； まゝならず物語 ／ 新釋四谷怪談 ／ ある敵討たれ ／ 安達元右衛門 ／ 涙する鳥眼 ／ 川中島 ／
新訂雲母阪 ／ 細聞雲母阪 ／ 明暦風流陣 ／
参考：帯なし。小口・天・地、本文等に年相応の汚れ・ヤケ等あり。蔵書印あり。四六判。P1,023。640ｇ ≪古本購入≫
レターパックプラス（追跡あり・手渡）520円。取置（1週間）・ゆうパック等で同梱可。
★終活のため処分しております。
