尾形光琳の燕子花屏風のように
暗い日本家屋の奥まで光を感じるように使われた金屏風を
花菖蒲モチーフを群生にして
額装に納めました。
岐阜の美濃和紙は手染めの金を選びました。
谷崎潤一郎著「陰翳礼賛」より
「奥の奥の部屋へ行くと、もう全く外の光りが届かなくなった暗がりの中にある金襖や金屏風が、幾間を隔てた遠い遠い庭の明りの穂先を捉えて、ぽうっと夢のように照り返しているのを見たことはないか。」抜粋
電気のない時代
僅かな光を金によって室内に光を行き渡らせる暮らしの工夫でもありました。
現代の暮らしは電気照明で明々としていますが、
間接照明のもとでこの
菖蒲のほとりを見ていただけたら
谷崎潤一郎さんの表現している陰翳を感じてもらえそうです。
燕子花の季節にまた根津美術館で拝見できるのが楽しみです。
＜燕子花図＞
尾形光琳江戸時代 18世紀
紙本金地着色 6曲1双
(各)縦151.2cm 横358.8cm
根津美術館所蔵
水引作品は
2Lフォトフレーム置き型
19×13.5×2㌢
端午の節句に向けてご用意致しました。
@kobe_hankyu_lifestyle
神戸阪急さまへ納品3/29より販売スタートいたします。
水引細工はとても繊細な工芸品です。直射日光を避けてお飾りください。保管は紙に包むか箱に入れてほかされてください。
