CARY ケリー・オーディオ・デザイン CAD-805B 真空管パワーアンプ 弩級のモノラルです! 211/845シングル 最高峰モデル! 美品! の出品でございます。
アメリカのハイエンドオーディオブランドであるケリーの真空管パワーアンプです。
1989年にノースカロライナ州にて設立されたまだ歴史の浅いブランドですが、トランジスター全盛の時代でありながらも、一貫して真空管アンプを手がけるユニークな歴史を持ちます。
また、創設においてはチーフエンジニアでもあったデニス・J・ハッド氏が関わっていた事も評判を呼びましたね。
彼は熱狂的な真空管ファンであったこともあり、当時では「三極管の魔術師」とも言われた奇才エンジニアでした。
そんな背景からも国内外を問わず真空管アンプのトップブランドとしての地位を築いたことは言うまでもありません。
今回出品のお品はそんな同社の手がけた最高峰モデルでした!
リリースは1994年とこの頃の真空管モデルとしてもトップハイエンドに恥じない弩級の設計には驚きます!
使用真空管は電力増幅に6SL7・バッファーに300B・出力管には845を採用したオール三極管を採用した点もデニス氏らしい設計ですね。
やはりA級増幅のシングルエンド方式の3極管アンプに拘った設計は同社のアイデンティティかと思います。
作りも大変に凝ったものであり、OFC線を使用した超大型の高効率EIコアトランス、テフロン絶縁銀線を用いたポイント配線、オイルカップリングコンデンサーなど選りすぐりの高品位パーツの採用も圧巻です!
出力もシングルでありながらも50Wをたたき出すモンスター級のパフォーマンスも驚きです!
その為、いかなる大型システムでも気にすることなく十二分にドライブすくことでしょう。
肝心の音質におきましては、直熱管らしい艶と厚みのあるサウンドが特徴的であり、低域から高域にかけての伸びも素晴らしいですね!
音楽の持つリアリティも素晴らしく、音像が前に出てくる豪快さにも圧巻です!
音楽のジャンルも問わず、JAZZやクラシック・ROCKなどなど、いかなる音楽シーンにおいても抜群の再現力を発揮する優等生です。
スピーカーにおきましては往年のJBLやALTECも素晴らしいですが、JENSENやTRUSONICなどのWE直系ブランドのブランドとの相性も申し分ございません!
また、現在は845を取り付けておりますが、スイッチ切り替えで211にも変更できますので、また違った音色がお楽しみ頂けます。
インピーダンスも4/8/16と対応している点も嬉しい限りですね。
取り扱いにおいては、電源の入れ方にちょっと注意が必要ですが、覚えてしまえば簡単ですので、ご落札頂けましたら説明させて頂きます。
デザインにおきましてはかなり重厚な佇まいに加え、フロントに配置されたマジックアイのパワーメーターやグリーンのスワロフスキーをあしらったツマミなどが実にユニークですね。
決して古臭さは無いのですが、WE系のビンテージシステムの雰囲気にも不思議と馴染んでくれるので良いですね。
重量も1台あたり34kgと超ヘビー級な作りであり、本当に上質なお品です。
定価は1994年当時で1,900,000円/ペアと弩級のトップハイエンドモデルでした。
当店のデモ機として使用しているお品ですが、店舗の拡張に伴う軍資金のため渋々の出品です。
コンディションにおきましては、当店のデモ機として使用していたお品に付きキズ・サビも一切見られないかなりの美品です!
出品に際し、改めて専門業者による点検も行いましたので、しばらくは安心してお使い頂ける事だと思います。
無論、動作も良好であり、音質も申し分ございません!
使用真空管はRCA製の6SL7・中国のKR製300B-XLS・出力管は曙光製の845を採用しており、マジックアイはRCA製となります。
欲を言えば出力管にはAmperexやGEなどのビンテージ管に変更されることで、より音質が向上することだと思います。
マジックアイはやや劣化しており暗くなっておりますが、新品をお付けいたしますので交換されることで元に戻ります。
内部のC/R類もオリジナルのままであり大変に綺麗です。
電圧は恐らく日本仕様となっているようであり100Vにてお使いください。
付属品として交換球(6SL7を2本・マジックアイを2ペア)、現在取り付けされている真空管の元箱、米・サウンドアンカー製の特注スタンド2台分をお付けいたします。
スタンドもアメリカ製のお品であり、これだけでの10万円以上もする高価なお品です。
スタンドの若干のキズはお許しください。
ACコードは使う予定がございますので、お好みの物をご用意ください。